ダイワ(DAIWA)のクーラーボックスは保冷力が高く、使い勝手が良いと言われています。
釣りメーカーが作っているだけあって使い勝手と貴機能性は抜群で、ガチのキャンプやBBQにも使われるほど。
とはいえ、一言でダイワのクーラーボックスといってもものすごいたくさんの種類があってどれを選べば良いか分からないんですよね。
釣りをやるならとりあえずクーラーボックスは欲しいところですが、どうせ買うならそれなりの質で長く使えるモノがいいと思います。
そこで、自分にピッタリのダイワのクーラーボックスと、選び方について解説します。
ダイワのクーラーボックスの3つのメリット
- 保冷力が高い
- サイズ・モデルが豊富
- 釣りメーカーのブランド
1. 保冷力が高い
ダイワのクーラーボックスは、釣り専門メーカーだけあって保冷力が高いのが特徴。
木陰や車にクーラーボックスを置けるキャンプなどとは違い、炎天下の直射日光の下でも庫内の飲み物や氷、魚をできる限り長い時間キープする必要があります。
そのため、発泡ウレタンや真空パネルなど、より保冷力を高められる技術が詰め込まれています。
また、フタの開け閉めで冷気を逃してしまうのをできる限り防ぐような投入口が付いたモデルや、CPシャッター、CPスノコトレーなど、用途に合わせてさらに保冷力を高められるオプションパーツが利用できるのも魅力ですね。
2. サイズ・モデルが豊富
ダイワのクーラーボックスはサイズが豊富です。
そのため、
- 釣りたい(持ち帰りたい魚)
- 持ってきたいモノ(弁当や飲み物)
によって、ジャストサイズのクーラーボックスを選ぶ事ができます。
また、求める保冷力や機能によって様々なモデルを選ぶ事ができます。
たとえば、釣り場によって求める保冷力が異なります。
短時間の釣行であれば最低限の保冷力で大丈夫ですが、長時間の釣行になればより保冷力の高いクーラーボックスがほしくなります。
ランガンをするような釣りであれば機動性が高い小さなクーラーボックスが良いですし、長距離を歩く必要があるならコロコロが付いたモデルが便利です。
様々な釣りのニーズに合わせたモデルが用意されているので、実際に使ってみると「かゆいところに手が届く」造りになっていることに感心します。
3. 釣りメーカーのブランド
賛否両論ありますが、釣りブランドであるダイワのクーラーボックスは釣り場に行っても「浮いてしまう」ことがありません。
実際にはあまり気にする人はいないのですが、一部の釣り人は他人の道具をジロジロと良く見ています。笑
たとえばキャンプ用品で有名な「コールマン」などのクーラーボックスで釣りをしていると、ガチの釣り人ばかりの釣り船で「浮いてしまう」といったこともあります。
そういったことが気になる場合には、釣りメーカーであるダイワのクーラーボックスはモデルに関わらず「無難」な選択肢になりますね。
ダイワのクーラーボックスが便利な4つの特徴
- 座れる
- 両開き
- 持ち運びが前提
- 竿置き、ホルダーが付けられる
1. 座れる
個人的にイチバン重要なのはコレ。
釣りのポイントを次から次に移動するルアー釣りなどを除くと、ほとんどの釣りは同じ場所で何時間も釣りをすると思います。
一日中立ちっぱなしだとかなり疲労してしまうので、仕掛けを作る時間やちょっとした休憩、竿を置いて待つ時間などに腰掛けられるクーラーボックスはホントに助かります。
釣りをはじめた頃はクーラーボックスを持っていなかったので、立ちっぱなしor地面に座るしか選択肢が無かったのですが、クーラーを使う事で釣りが何倍も快適になりました。
2. 両開き
ダイワのクーラーボックスは「両開き」。
どちらからでも開けられるクーラーボックスは手が塞がりがちな釣りで使うにはかなりプラスポイント。
実際に使ってみると分かるのですが、片手で釣り竿を持ちながら片手ですぐに空けられるクーラーボックスはものすごく使い勝手が良く感じます。
逆に、クーラーボックスを空けようとして、「なんだよ、反対かよ」というストレスが無くなるだけでも両開きのメリットを十分感じられます。
3. 持ち運びが前提
ダイワのクーラーボックスは持ち運ぶことを前提につくられているので、「持ち手」や「ショルダーベルト」などが用意されています。
釣りでは足場が不安定な堤防やテトラを歩いたり、足下が揺れる船に乗り込む必要があります。
そのため、どんなサイズであっても片手で楽に運べる工夫がされています。
このあたりはさすが釣りメーカーですね。
4. 竿置き、ホルダーが付けられる
個人的にクーラーボックスを持つメリットとしてかなりのウェイトを占めるのがコレで、竿を置くことができること。
CPキーパーロングやCPホルダーといった純正の竿受け/竿ホルダーを付けると、
釣り場で竿をポンと置いておけるのがものすごく便利。
社外やサードパーティーの竿受けや竿ホルダーもありますが、万が一の事を考えるとしっかりと考えて作られている純正の竿受けや竿ホルダーを使うのが安心です。
ダイワのクーラーボックスの選び方
クーラーボックスの選び方は、3段階で選びます。
- サイズ
- 予算
- 見た目
Step1. 自分の釣りにピッタリなクーラーボックスのサイズを考える
クーラーボックスは小さいよりも大きい方が便利ではありますが、移動や持ち運びが多くなる釣りではできる限り小さい方がラク。
一般的には魚種に合わせてサイズを選ぶなんて言われていますが、はじめたばかりだとそもそもどんな魚が釣れるのかさえ分かりません。笑
そこで、
「自分の持ち物」+「釣れたら持ち帰りたい魚」
のサイズでザックリと考えればOKです。
たとえば自分の持ち物が
- 500mlのペットボトル2本
- コンビニ弁当
程度であれば、10−15L(リットル)のサイズでもなんとかなります。
これが、
自分と友達や、子供を連れて釣りに行くことが多いなら、
- 500mlのペットボトル4本
- 弁当2つ
になるので、25-30(リットル)のサイズがあると便利です。
車で移動する人であれば、多少大きめのサイズでもあまり困る事はないので、多少大きめ。
電車や徒歩がでの移動が多い人であれば、ジャストサイズ、またはコンパクトに持ち物をまとめて小さめのサイズを選ぶのがおすすめです。
Step2. 予算を決める
次に、購入予算を決めます。
1万円まで使えるのか、5万円まで出せるのかでは、選択できるモデルが変わってきます。
シンプルに言ってしまえば、保冷力が上がると値段が上がると考えてください。
ダイワのクーラーボックスは同じようなサイズのクーラーボックスでも、材質の違いによって保冷力が異なります。
保冷力の強さによって値段が高くなるので、予算とサイズ、そして保冷力の折り合いが付くモデルを選択するという流れでクーラーボックスを選びます。
Step3. 見た目が気に入ったモデルを選ぶ
クーラーボックスは何年も使うことになるので、やっぱり見た目は重要です。笑
気に入って、愛着が沸く形やデザインのクーラーボックスを選べば長く大事に使えます。
たとえ予算を多少オーバーしてしまったり、自分が探しているジャストサイズの大きさでなくても、
「かっこいいな」「使ってみたいな」と思えるようなクーラーボックスが、最終的にはイチバン大事だと思います。
ダイワのクーラーボックスおすすめ5選
ダイワ クーラーボックス クールライン GU800X/600X
- 小さくて持ち運びと保冷力
「とりあえず釣りはじめたからクーラーボックス買うか」というのにピッタリなクーラーボックス。
また、お手軽用のセカンドクーラーとしてもおすすめ。
保冷力で見ても、同サイズの類似品と比べてもしっかりと作られているのが特徴です。
容量も8L、または6Lと小さくコンパクトですが、500mlのペットボトル数本とオニギリを入れる程度なら問題ありません。
凍らせたペットボトルでも入れておけば、魚を持ち帰りたいときにも、なんとかなってしまうのも便利です。
S800X/S600Xのモデルは少し安くなりますが、ショルダーベルトでしか運ぶことができず、持ち手のハンドルがないので注意が必要です。
値段的には少ししか変わらないので、
- ハンドル付き(S800X/S600Xはショルダーストラップのみ)
- ウレタンフォーム(S800X/S600Xは発泡スチロール)
のGUモデルがコスパが高く、おすすめです。
ダイワ クールラインα ライトソルト S1500X LS
場所をチョコチョコと移動しながら釣りをするランガンをする人におすすめのクーラーボックス。
持ち運びやすい15Lというサイズで、ショルダーベルトと持ち手の両方が付いてます。
また、上フタは左右どちらからも開閉ができる両開きタイプなので使い勝手は抜群。
また、上フタの投入口から魚を入れればフタを開閉するよりも冷気が逃げづらくなるので、保冷力がさらにUPします。
クールラインα ライトソルトはクーラーボックスに取り付けられる
- 竿立て – CPキーパーマルチ ×2
- 小物入れ – CPポケット125
が最初から付いています。
釣りに行く機会が多くなるとクーラーボックスに竿受けや竿立てを付けたくなるので、はじめから付属しているのはありがたいですね。
ダイワ クールラインαII S2500
いろんな所に釣りに行くので狙っている魚種はあまり決めていないけど、本格的に釣りをはじめていく人にピッタリのクーラーボックス。
防波堤から船、1人から家族まで、オールマイティーに使えます。
このサイズくらいからは座って使う事が前提に作られているので、クーラーボックスにドンと腰掛けてもしっかりとした安定感があります。
容量も25Lとタップリ入れられるので、1人でも2人でも家族でも容量を気にする必要はほぼ無くなります。
内寸も横幅が40cm以上あるので、良い型のサイズの魚も難なく持ち帰る事ができます。
25Lのサイズのクーラーボックスだと、重量がかなり重くなるのがデメリット。
持ち手のハンドルはかなりしっかりして持ち易いので安心ですが、長距離の移動が必要になる場合には別途キャリーカートを使うのがおすすめです。
ダイワ クーラーボックス シークールキャリーII (25L)
- キャリー一体型
- ちょっと割高
キャリー付きのクーラーボックスならコレ。
25Lのクーラーボックスとキャリー(コロコロ)が一体化しているので、移動がものすごく楽。
上部にバッカンやタックルケースを乗っければ長距離の移動もラクラクです。
キャリーカートだと荷物がバランスを崩して落ちてしまうことがあるんですが、一体型であればその心配はありません。
大きめのオールマイティー型のクーラーボックスが欲しくて、なおかつ利便性を求めるならコロコロ付きのシークールキャリー IIがおすすめです。
他のクーラーボックスとは違い、クーラーボックス内側の四隅がオプションの底板を乗せるために張り出しているで注意が必要です。
ダイワ(DAIWA) クーラーボックス プロバイザートランクHD ZSS 3500 シャンパンゴールド
とにかくいちばんイイ物が欲しい人はコレ。笑
6面が全て真空パネルの保冷力最強モデルで、保冷力も使い勝手も申し分ありません。
コロコロが付いているので移動がラク。
むしろ21Lや28Lのモデルを持ち上げて運ぶよりも圧倒的に持ち運びがラクです。
容量も十分で、内寸が55cmあるので磯から船まで大半の魚に対応できます。
このサイズになると横幅もありかなりドッシリとしているので、座っても安定感があります。
また、竿受けや竿ホルダーに竿を乗せても、多少の風でビクともしないので安心です。
まとめ
釣り用途で使うなら、保冷力の高くサイズやモデルが豊富なダイワのクーラーボックスはやっぱりおすすめ。
たくさんの種類があるので、どれを買えば良いか迷うってしまうと思います。
釣りを続けていくうちに、クーラーボックスに求めるサイズや機能が絞られていきます。
まず釣りをはじめてクーラーボックスを手に入れたいと思っているなら、以下の2つのいずれかからスタートするのがおすすめです。
はじめて「とりあえず」ならクールラインs-x
いちばんはじめのクーラーボックスで、とりあえず一つ持っておきたいならクールラインs-xがおすすめ。
- 飲み物と食べ物が冷やせる
- 軽く腰掛けることが出来る
- 魚を持ち帰りたくなったら入れられる
程度でも十分クーラーボックスとして使えます。
サイズは小さいですが、その分どんな釣行にでも持って行くことができますので、とりあえずのクーラーボックスにはピッタリです。
「しっかりやる」つもりならダイワ クールラインαII S2500
釣りをある程度「しっかりやる」つもりであれば、25Lのクールラインがおすすめ。
対象の魚種が変わっても十分持ち帰ることが出来る大きさで、防波堤から船、1人から家族まで、オールマイティーに使うことができます。
実際に使ってみると分かるんですが、25Lくらいの大きさが一般男性が1人で持ち上げられる限度だと思っています。
体力が満タンの時なら25L(約25キロ)+2-3キロ(クーラーボックスの重さ)程度であればヒョイッと持ち上げることができるかもしれません。
ところが、
- 1日釣りをしてヘトヘトになった状態
- 1日中日光を浴び続けて体力がない状態
- 雨や風といった悪天候の状態
だと、重さがかなり体に堪えます。
とはいえ、これくらいの大きさならほとんどの魚種、どんな場所にも持って行くことが出来るので汎用性が高いので、「最初のクーラーボックス」にはおすすめです。