水中ウキの効果と役割 – 仕掛けと使い方

目次

水中ウキは強風時や波潮が複雑なときにも釣りやすかったり、初心者向けという話をよく聞きますよね。

とはいえ、仕掛けが難しかったり使い方やしくみを理解していないと、

  • どんな時に
  • どうやって

水中ウキを使えば良いか分からないので、使いたくても使う事ができませんよね。

せっかくの効果的な仕掛けも、使い方を間違えれば効果は半減。

釣れる魚も釣れません。

そこでこの記事では、水中ウキの効果や使い方について解説をしていきます。

なぜ水中ウキはいいのか?

水中ウキにはいくつものメリットがあります。

  • シーアンカーになるので、ポイントとタナから外れにくい
  • 糸を張るので、アタリが出やすい
  • 自重があるので、遠投ができる
  • 潮を掴むので、撒き餌と同調しやすい
  • 水中に潜るので、潮の流れが目で見える
  • 重りになるので、目的のタナまでサシ餌を素早く届けられる

そもそも、魚を掛けるためにはいくつもの条件を同時に満たす必要がありますよね。

  1. 風と潮を考えて
  2. 魚が居るタナにサシ餌を届け
  3. 撒き餌を同調させる

文字にするとシンプルですが、常に状況が変化する釣り場でコレを同時にやるにはカナリの経験が必要。

初心者が釣るには「運」しかないんじゃないかと思ってしまうほどです。

オートマ車とマニュアル車の違い

イメージとしては、完全フカセやウキ一つで釣る釣りはマニュアル車。

風や潮を考えて重りを調整してウキを選び、適切なタナに適切なタイミングで撒き餌を撒いて、サシ餌を届ける釣り。

タイミングやポイントを手動で行うマニュアルの釣りです。

風が無いべた凪で潮の流れが適度にあり、魚の活性が高ければ初心者でも「釣れて」しまいます。

一方、暴風の2枚潮だったり、潮の動きが悪かったり、魚の活性が悪いと、初心者では魚がいる場所にサシ餌を届けることができません。

経験がある上級者であれば重りを足したり仕掛けを変えたりして対応できる「引き出し」をたくさん持っているのですが、初心者ではお手上げですよね。

それに対して水中ウキはタイミングやポイントを助けてくれる、オートマチックな釣り。

悪条件の釣りで「釣れなくなる要因」である

  • サシ餌をタナまで届けられない
  • アタリが取れるように仕掛けを張れない
  • 仕掛けを潮に上手く乗せられない

といった問題を、水中ウキが自動的に解決してくれます。

何でもかんでも水中ウキを使えばいいわけではない

とはいえ、ずっと水中ウキを使えば良いのかというとそうではないのがウキ釣りの難しいところ。

水中ウキが、釣れない原因になることもあるんですね。

  • 抵抗が増えるので、魚の食い込みが悪くなる
  • 水中で潮を掴むので、流れすぎる

食い込みが悪くなる

水中ウキを付けると抵抗が大きくなるので、魚が喰いにくくなる事があります。

魚はサシ餌を吸い込んで捕食するので、サシ餌を吸い込む際に水中ウキが抵抗になってしまうんですね。

すると、敏感な魚は違和感を感じてサシ餌を喰わなくなってしまい、コレを食い込みが悪くなるというように表現しています。

上級者が抵抗の小さなウキを使ったり、できる限り細い道糸やハリスを使うのも同じ理由です。

潮を掴みすぎる

水中ウキは水中の潮の流れを捉えて海面のアタリウキを安定させる「シーアンカー(海錨)」の役割も果たします。

ですので、風が強い悪天候ではアタリウキを安定させ、狙ったタナにサシ餌をシッカリと流してくれます。

ところが、水中ではなく表層の流れを掴んでしまうことで流れすぎてしまうこともあります。

表層の流れではなく、水中の流れに乗せてあげる必要があります。

そのためには、

  • アタリウキと水中ウキの間隔をしっかり調整する
  • 水中ウキの浮力を考え、素早く水中の潮を掴めるようにする

といった調整が必要になります。

水中ウキは水中で漂うウキ

水中ウキは名前の通り水の中に漂わせるためのウキ。

釣研

そのため、通常のウキの浮力を表すG5,G2,Bといった表示とは反対の、-G5,-G2,-Bと「マイナス」の表記が付いています。

コレがまた、初心者にはとても分かりにくいんですよね。

「G5とG2はどっちが軽いんだ?」
「0は浮くの?00は沈むの?」

みたいな感じです。笑

水中ウキはこんなイメージで考えます。

一般的に水中ウキに使うのはマイナス表記が付いている「-G5から下」。

どんどん重くなります。

水中ウキの使い方

ただ重いだけだと仕掛け自体が全部沈んでしまいますので、バランスを取るために同じ程度の浮力を持つアタリウキを組み合わせて使います。

浮力を合わせる

必ずしも浮力を一致させる必要はなく、沈めながら使うのであれば、

G5のアタリウキ+-G2の水中ウキ
G5のアタリウキ+-G5の水中ウキ+ガン玉

といった組み合わせで使う事もできます。

水中ウキはどれがいい?

よし、水中ウキを使ってみよう!

となっても、水中ウキにはたくさんの商品があるので、まず選ぶのがタイヘンですよね。

釣研 – 公式

しかも、既存のアタリウキと組み合わせるとなるととんでもない数。

どれを選べば良いか分からなくなってしまいませんか?

初心者には水中ウキセット

初心者には、水中ウキのセットがオススメ。

水中ウキのセットとは、

  • アタリウキ
  • 水中ウキ

の2つのウキを、あらかじめバランス良く組みあせてあるもの。

「釣研」、「Kizakura」、「ソルブレ」などメジャーメーカーにも水中ウキセットが用意されています。

初心者がセットを選ぶメリットは以下の2つ。

  • メーカーのプロが考えたバランス
  • 金額がリーズナブル

バランスが良い

水中ウキは、状況に合わせてアタリウキと水中ウキをそれぞれ組み合わせて使うのが究極のゴールだと思います。

横からの暴風やコントロール不能な2枚潮に対して、最適な組み合わせで撒き餌とサシ餌を同調させられるのがベストではあります。

とはいえ、そんなことがカンタンにできるはずがありませんよね。

それよりも、メーカーが考えた最適な形や浮力のバランスを「そのまま」使ってみることをおすすめします。

メーカーは商品としてリリースするまでに、経験を元に何度もテストを繰り返して最適な組み合わせを考え出しています。

利用しない手はありませんよね。

実際、メーカーの2段ウキセットはどれをつかってもよく釣れますし、悪条件で明らかに仕掛けが気持ちよく馴染んでいきます。

単体のウキを2つ買うよりも安い

もう一つの理由は、金額が安いこと。

ウキは1,000-1,500円。高いものでは2,000円ほどにもなりますが、セットの2段ウキは1,300円程度から選ぶ事ができます。

2つのウキを別々に買うよりもセットの方がお得です。

初心者にオススメの水中ウキセットはコレ

オートマチックに風や潮をコントロールしたい

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  • 水中ウキ – 000
  • アタリウキ – G2

釣研のツインフォースにはたくさんの種類がありますが、2段ウキの効果がガッチリ感じられるのがコレ。

浮力000の水中ウキはサシ餌を潮の流れに乗せて自然に運びます。

アタリウキがG2なので軽めのガン玉を1-2個足して、ギリギリか、少し沈んでいく沈め釣りに近い浮力設定がオススメ。

広範囲を狙うことができて高感度設定になり、釣果倍増です。

強風のコンディションでも喰わせたい

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キザクラ(kizakura)
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  • 水中ウキ – 3B
  • アタリウキ – 2B

Kizakuraの鵜澤さんプロデュースの2段ウキ。

いくつか種類がありますが、水中ウキが大きく表面積が大きいこのモデルは、水中ウキが強烈なシーアンカーとして機能します。

シーアンカーであるD.SUS MAXはアタリウキや仕掛けのポジションを安定させます。

また、水中ウキの浮力を重めにセットしてあることで、強風時にも道糸に仕掛けが引っ張られづらくなっています。

それにより、仕掛けの浮き上がりを抑えて、狙ったタナをキープしやすくなっています。

強風コンディションで、半誘導での使い方がオススメです。

セミオートマチックでコントロールを楽しみたい

  • 水中ウキ – 2B
  • アタリウキ – 2B

ソルブレの2段ウキ。

まだまだテスト中ですが、イメージとしては、

  1. エサ取りをかわしながらできるだけ素早く中層に落として
  2. 潮に乗せながらできるだけ自然にサシ餌を流す
  3. 風や潮に対して軽いガン玉で細かく調整をしながら良い流れに乗せる

といった感じです。

深い所で大物に喰わせたいウキです。

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