釣りでのヘッドライトはただ明るいだけではダメで、移動時の照射範囲や耐久性、手元の見やすさなどが重要になってきます。
釣具屋さんに売ってるヘッドライトは高いし、ネットで探すと数が多すぎてどれが良いのか分からなくなってしまいます。
暗い夜だけではなく、日の出前に出発するしたり、日が暮れた後もやることがある釣りではヘッドライトは必須アイテム。
そこで、釣りにぴったりのヘッドライトを紹介します。
おすすめNo.1はGENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト
GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト ヘッドウォーズ
- サイズ(約):ヘッド部/幅73.1×奥行38.8×高さ52.8mm、電池ボックス部/幅84.8×奥行30.4×高さ53.8mm
- 本体重量:約185g(電池含む)
- セット内容・付属品:本体、ヘッドバンド、予備ヘッドバンド、シリコンバンド(バックル4個)、ヘルメットホルダー4個、専用充電ケーブル、専用充電�...
- 明るさ:High/500ルーメン、Mid/300ルーメン、Eco/50ルーメン
- 使用電池:専用充電池 または、単3形電池×3本(別売り)
GENTOSのヘッドウォーズは多目的用途で使える万能ヘッドライト。
釣り用にヘッドライトを使うのがはじめてで、どの製品を買えば良いのか分からない人におすすめです。
万能でどんな状況でも問題無く使えるのがメリットですが、まず、明るい。
500ルーメンのライトなので、とにかく明るいです。
500ルーメンの明るさと言われてもピンとこないかもしれませんが、ザックリと言えばオフィスとか教室の明るさ。
暗闇で見ると「ムッチャ明るい」と感じる明るさです。
釣りをすることだけを考えれば、正直、ここまでのあ軽さは必要ありません。
ですが、舗装されていない道、防波堤やテトラをものすごくキレイに照らしてくれるので真っ暗闇でも全く不安なく移動ができます。
ヘッドライトの明るさが足りないのが理由で堤防や渡船から落下したり、けもの道で転んでケガをするようなリスクは避けられます。
釣りの状況を総合的に考えると、万能で使いやすいのがこのヘッドライトです。
また、使用できるバッテリーが2種類あるのもポイント。
- 充電(USB)
- 単3電池(エネループ)も可能
の両方を使う事ができます。
予備に充電式のエネループを持っておけば、充電池の6時間連続使用に加えてさらに6時間の計12時間の利用が可能です。
Litom LEDヘッドライト
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Litom LEDヘッドライトは、釣り用のヘッドライトは持っておきたいけど、そこまでガッツリ使うわけではない、というライトユーザーにおすすめ。
たとえば、夜釣りをするわけではないけど、明るくなる前の早朝や暗くなる夕方に少し投げるような時に持っておくと便利。
理由は重量の軽さと、センサー機能。
重量が電池込みで95gと、とても軽い。
95gはタマゴ2つと同じくらいの重さなので、頭や首に掛けていても全然気にならない重さです。
センサー機能とは、ライトの前に手をかざすだけでON/OFFを切り替えられる機能。
ボタンを押さなくてもライトを付けたり消したりできるので、素早く手軽に手元や足下を照らすことができます。
細いラインや小さなハリを手に持ったままだとヘッドライトのボタンを押すのがタイヘンなのですが、センサーでON/OFFができるジェスチャーセンサーがあると便利です。
GENTOSのヘッドウォーズとの違いは、
- 軽い
- ジェスチャーセンサーが付いている
- 防水機能がより強固なので、大雨でも安心
といったところになります。
GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト 小型
- サイズ:約幅60×奥行41×高さ31mm / 本体重量:約65g(電池含む)
- 最大照射距離:約55m
- 素材・材質:PC(ポリカーボネート) /原産国:中国
- セット内容・付属品:本体、ヘッドバンド、テスト用電池(単3形アルカリ電池×1本) /使用電池:単3形アルカリ電池×1本
- 明るさ:High/95ルーメン、Eco/20ルーメン、赤色LED/1ルーメン
とにかく安くてコスパが高いヘッドライトが欲しい!って人にはコレ。
とにかくコストを安くしたくて、基本的に明るいときにしか釣りをしない人におすすめ。
明るさは95ルーメン。
たとえるなら、懐中電灯くらいの明るさです。
なので、手元程度なら問題無く照らすことができます。
とはいっても、95ルーメンは最近のLEDヘッドライトの中では若干心許ない数値。
真っ暗な闇の中で舗装されていない場所を歩くには不安に感じることもあります。
数値的には少し物足りない感時がしてしまうかもしれませんが、コスパはバッチリ。
- 安心の国産メーカー – (GENTOS)
- 単三乾電池1本で使える – (手に入れやすい)
- 電池込み60g – (単二乾電池程度の重さ)
と、価格を遙かに上回る豪華バリューです。
昔のヘッドランプを使っていたり、壊れて買い換えを考えている人にもおすすめです。
おすすめ釣り用ヘッドライト一覧
なぜ釣りにヘッドライトが必要なのか?
ヘッドライトと言うと、真っ暗な夜の中で釣りをするような夜釣りを思い浮かべてしまいますが、実は夜釣り以外でも必要な釣りアイテム。
というのも、釣りでは
- 日の出前の暗い時間帯での釣りや移動
- 夕暮れ後の暗がりでの釣りや移動
といった状況があるからです。
舗装されていないでこぼこ道や、手すりのない堤防は暗くなると一気に歩きづらくなります。
また、少し暗くなった程度でもガイドに糸を通したりハリを結んだりするのが格段に難しくなります。
ヘッドライトがあると、道具を持って移動したり、仕掛けを作るったり、釣った魚を外したりする時でも、両手を使って作業ができます。
そのため、安全性や利便性を考えると、ヘッドライトがあるだけで格段に釣りが快適になります。
(※日中にテトラポッドの間に道具を落としてしまったときには、ヘッドライトのおかげで救出できた経験があります)
釣りのヘッドライトが必要な人
釣りのヘッドライトが必要になるのは、自分のマイロッド、マイリールを持った時です。
友人や知人の竿を借りてたまに行く程度の人は、ほぼ必要がありません。
ヘッドライト自体は持っていれば便利なので1つは持っておきたい所ですが、たまに行く程度であればほとんど出番はありません。
というのも、人の竿を借りてやっている程度であればほとんどが日中の釣りです。
なので、釣りでヘッドライトが必要な状況はほぼないでしょう。
一方、自分の道具を持つようになると1人で釣りに出かけることもあります。
釣りに集中していると知らない間に時間が過ぎてしまうこともあり、気付いたら暗くなっていて手元が見えなくなっていたり、移動中にヒヤッとしたこともあるかもしれません。
また、ヘッドライトのような明かりは、道に迷ったり同行者とはぐれてしまったりと緊急時に自分の位置を知らせるのに役立ちます。
持っておくと便利というよりも、ライフジャケットと同様で持っておくべき道具の一つ。
タックルケースやロッドケースに一つは入れておきましょう。
釣りのヘッドライトの選び方
釣りのヘッドライトは、明るいだけではダメで、釣りでの使い勝手が重要になります。
釣りでの使い勝手は、以下の基準で選定をしています。
明るさ
ヘッドライトの明るさの単位は「ルーメン」で、明るいヘッドライトもあれば暗いヘッドライトもあります。
明るければ明るいほど良いように感じてしまうかもしれませんが、釣りでは明るさよりも使い勝手。
過剰にに明るすぎても他の人の迷惑になってしまったり、暗すぎると足下が見えなかったり手元の作業がストレスになります。
そこで、釣りの使い勝手に合うように、迷惑なほど明るすぎず、ストレスが貯まるほど暗すぎないモデルを選択しています。
重さ
ずっと立っている事が多い釣りでは、身に付ける装備は少しでも軽いに超したことはありません。
300g(約缶ジュース1本分)を頭や首にぶら下げればかなり邪魔になりますが、50g(小さなタマゴ1個分)程度ならほとんど気になりません。
なので、できる限り軽量で高機能なヘッドライトを選択しています。
角度
釣りでは、前方だけでなく、手元、足下を照らす必要があります。
そのため、ヘッドライトの角度を切り替えて、それぞれの視点が見やすく調整できる必要があります。
なので、できる限り広範囲に角度調整ができるモデルを選択しています。
電池
ヘッドライトの電池は、明るく、長持ちする方が便利ですが、その分重量が増えてしまいます。
コンビニで手軽に手に入る電池で使えるものから、電池の交換が必要ない充電モデルまで好みに合わせられるように選択しています。
防水
釣りは屋外のアクティビティーなので、雨が降ればヘッドライトは濡れてしまいます。
完全防水である必要はありませんが、雨が降っても故障しない程度の防水機能を持ったモデルを選択しています。
釣りのヘッドライトおすすめ5選
GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト ヘッドウォーズ
- (約)長さ170cm x 巾10cm x 奥行き8cm(仕舞寸法165cmまで)
- 色: ブラック
- サイズ: 本体色
いちばんのおすすめは、GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト ヘッドウォーズ。
明るさが500ルーメンと非常に明るく、充電/電池(エネループOK)が使えるのでオールマイティーな状況で使えます。
連続使用時間は6時間。
6時間と言われると短く感じるかもしれませんが、釣りでは移動中と必要な時にしかライトを使う事はないので、6時間分の連続使用時間があれば十分です。
また、付属の充電池だけでなく、単三乾電池を使用することができるので予備の乾電池やエネループを持っておけば電池切れの不安もありません。
機能面でも非常に使いのが、明るく範囲が狭いスポットから、広範囲を見やすく照らすワイドに無段階で切り替えられるフォーカスコントロール。
手元から足下、前方と視点を動かしながら使用する釣りにはピッタリのヘッドライトです。
ライトを実際に使用する際に助かるのがインスタントオフスイッチ。
点灯させた際、通常のヘッドライトであればボタンを押すごとに、強→中→弱→強→中・・・、となるところを、点灯してから数秒後に押すとすぐに消灯する仕様になっています。
GENTOS(ジェントス) ヘッドウォーズのデメリット
GENTOS(ジェントス) ヘッドウォーズの重さは185gとエントリークラスのヘッドライトと比べると重め。
エントリークラスのヘッドライトは100gを切るものも多いので、重さが気になります。
200gのハンバーグやステーキが頭に乗っていると考えると、少し重く感じてしまいます。
なのですが、GENTOS ヘッドウォーズはライトが前、電池が後ろとバランスをとるような設計となっており、前と後ろが同じ程度の重量になっています。
なので、実際には数値ほどの重さを感じることはありません。
また、ヘッドバンドは頭の横だけではなく上部でも支えられる設計。
前後の重さはさらに分散されるので、帽子をかぶっていると個人的な感覚ではほとんど気にならない程度の重さになります。
エントリーモデルと比べると金額は高いですが、どんな状況でも十分に対応できる万能モデルです。
Litom LEDヘッドライト
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LitomのLEDヘッドライトが便利なのはジェスチャーセンサー。
ヘッドライトが手の動きを感知してライトのON/OFFができるので、魚を触って手が汚れていたり両手が塞がっていてもライトを自由に使えます。
また、明るさは168ルーメンあるのでほとんどの状況では十分。
単四の電池を3本使いますが、それでも重量は95g(約タマゴ2個)程度なので重すぎると感じることはありません。
その分、連続使用時間は30時間もあるので、釣り道具に入れておくだけで安心です。
そして、IPX6の防水基準があるので、横殴りのザーザー雨の中でも問題なく使用できます。
また、GENTOS(ジェントス)ヘッドウォーズと比べて優れているのが「赤色LEDライト」が使えること。
ライトで海面を照らすと魚が散ってしまうといった事も言われる夜釣りでは、赤色ライトは周りの邪魔にならずに気兼ねなく使うことができます。
GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト 小型
- サイズ:約幅60×奥行41×高さ31mm / 本体重量:約65g(電池含む)
- 最大照射距離:約55m
- 素材・材質:PC(ポリカーボネート) /原産国:中国
- セット内容・付属品:本体、ヘッドバンド、テスト用電池(単3形アルカリ電池×1本) /使用電池:単3形アルカリ電池×1本
- 明るさ:High/95ルーメン、Eco/20ルーメン、赤色LED/1ルーメン
GENTOS(ジェントス)の小型ヘッドライトはコスパを考えるとベストな製品。
明るさは95ルーメンと数値だけをみると力不足に感じてしまいますが、GENTOSのライトはノーブランドに比べてキレイで明るい。
全くストレスを感じることはなく、キレイに照射される視界は数値よりも見やすく思えるほどです。
ヘッド部分は90°もの可動域があるので、頭でも首掛けでも使い勝手は抜群。
重量は電池込みで60gなので、首にぶら下げていることを忘れてしまうほどの軽さ。
連続使用時間は7.5時間と一回の釣行では全く問題無いレベルですが、電池は単三1本しか使用しないので予備電池を持っておくのも苦になりません。
ここまで軽く、コンパクトに必要な機能が使える上に、赤色LEDも装備されているコスパ抜群のヘッドライト。
初心者がとりあえず持っておくという用途だけでなく、少し古いヘッドライトを使っている人の買い換えにもおすすめです。
Ledlenser(レッドレンザー) LEDヘッドライト Hシリーズ
- 【光束】パワー:600lm /ミドル:250lm /ロー:10lm
- 【照射距離】パワー:150m /ミドル:100m /ロー:20m
- 【点灯時間】パワー:10h /ミドル:15h /ロー:120h
- 【使用電池】専用充電池【充電時間(約)】6時間 【保護等級】IP54(防まつ形)
- 【付属品】専用充電池、USBケーブル
LedlenserHシリーズは、ドイツのライト専門メーカーである同社のハイエンドモデル。
光の質が高く、人間工学に基づく重量分散設計で使う人の事を細部まで考え抜かれたヘッドライト。
この製品はまず、見た目がカッコイイ。
それだけでも十分所有する理由になるのですが、釣りのヘッドライトとしても抜群の使い勝手。
まず、明るい。
明るさは600ルーメンで、釣りに必要なレベルは遙かに超えてます。
夜道での移動や足下に不安を感じることは全くありません。
青白系が少し強めで、とにかく見やすいです。
理由は膨大な光量だけでなく、リフレクターとレンズのクオリティー。
そして、電池は18650のリチウムイオンなので、連続使用時間はこの光量にも関わらず10時間もあります。
ライト専門メーカーが作るヘッドライトだけあります。
また、ledlenserの保障期間は5年で、登録をすることで7年まで延長が可能です。
ノーブランドの安物が釣行中に壊れてしまって悲惨な思いをしたことがある人にはおすすめです。
GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト NRシリーズ
- サイズ:約幅73.5×奥行31.3×高さ27mm
- 本体重量:約46g(電池含む)
- セット内容・付属品:本体、ヘッドバンド、専用充電ケーブル、専用充電池
- 明るさ:Hi/120ルーメン、Mid/60ルーメン、Eco/20ルーメン
- 使用電池:専用充電池
このヘッドライトは個人的に超イノベーション(革新的)。
コレだけを持って行くというよりも、サブライトとして使うのがベスト。
移動にはハイルーメンのヘッドライトで前方と足下をハッキリと照らして、手元の作業にはGENTOSのNRシリーズで広範囲を明るく、柔らかく照らすという使い方が暗がりでの釣りを超快適にします。
夜釣りによく行く人や、暗い中での移動や作業が多い人や、ヘッドライトの影や光のエッジの濃淡が気になる人にもおすすめです。
NRシリーズは一般的なヘッドライトよりも広範囲を明るく、柔らかく照らすことができます。
普通のLEDライトはライフル銃のようの1発を強力に照射するSMD(Surface Mount Device)方式。
ノーブランドのLEDヘッドライトの中にはLEDを4-5つ付けた製品もあります。
LEDが複数になればとても明るく照射できますが、見づらいのがデメリット。
光束が重なる部分にどうしても影ができてしまいます。
一方、NRシリーズはCOB(Chip on board)方式のLED。
COB方式は小さなLEDチップを基板上に並べて発光させるので、通常のSMD方式と比べてると光を均等に広範囲で照らすことができます。
暗闇の中で使うライトは明るすぎても暗すぎても目が疲れます。
GENTOSのNRシリーズならより自然に近い光で手元の作業をサポートしてくれます。
釣りのヘッドライトは明るさよりも使い勝手
釣りのヘッドライトは明るければ使いやすいというわけではありません。
- 使いやすい明るさ
- 負担にならない重さ
- 状況に応じて使える角度
- 汎用性の高い電池
といった要素を考慮して、状況に合わせたモデルを選択する必要があります。
今回はライト専門メーカーである国産のGENTOSやドイツのLedlenserがおすすめの中心になりました。
釣り場ではできる限りトラブルを避けたいので、クオリティーが高く信頼性の高いライト専門メーカーはやはりおすすめという結果になりました。
ヘッドライトを選ぶ際には、はどうしてもルーメン数に目が行きがちです。
ところが、同じ明るさでも見やすさが全く違ったり、そもそもルーメン数を水増ししてるんじゃないのか?とおもわれるようなノーブランド商品もたくさんあります。
最近のヘッドライトは、一昔のヘッドライトや懐中電灯とは全く別物になっています。
目が丈夫な若い頃は100均のヘッドライトでも懐中電灯でもなんでも問題はありません。
ですが、目が疲れるようになったり、老眼で手元の作業が辛くなる年代になったりで夜釣りや朝夜の釣りの機会が減っているなら、最新のヘッドライトを使ってみると釣りがまた、楽しくなります。